登場人物(キャスト)

  • 井浦新

    井浦新 千葉一夫役

    大正14年(1925)生まれ。外務省北米第一課長として沖縄返還交渉の実務を指揮した。英米の外交官の間で語り継がれるほど、極めて英語に堪能。「鬼の千葉」と呼ばれ、交渉相手からは一目置かれた存在だったという。戦時中、通信士官として沖縄戦での米軍の無線を傍受した経験を持つ。「僕は、外務省で一つだけやりたい事がある。それは沖縄だ。沖縄を取り戻したい」という強い思いを胸に、沖縄返還交渉に挑んだ。

  • 戸田菜穂

    戸田菜穂 千葉惠子役

    昭和3年(1928)生まれ。戦後、千葉一夫と運命的な出会いをし、共に米国へ留学。その後結婚した。外交官の妻として、夫の最大の仕事である沖縄返還交渉を、特に精神面から支えた。戦前生まれの女性としては珍しくキリスト教教育を受け、「平等・対等」という開明的な考え方を持ち続けた。

  • 尾美としのり

    尾美としのり
    石野文男役

    西條の後に北米局長となる。局長就任前は、駐米公使として植田大使を支えていた。現実的な思考をするタイプで、理想を追う千葉とはそりが合わない。

  • 中島歩

    中島歩
    倉持昌幸役

    アメリカンスクールのエリートで、北米第一課で千葉一夫の部下として沖縄返還交渉にあたり、米国内で、国務省筋、国防総省筋、議員、幅広く基地縮小交渉にあたった。「鬼の千葉一夫」と言われ、外務省内の上司・部下の殆どが敵だった千葉を尊敬し支える。

  • 佐野史郎

    佐野史郎
    西條公彦役

    沖縄返還交渉時の外務省北米局長。千葉一夫の直属の上司。学究肌の外交官。交渉が進展する中、理想と現実との狭間で揺れる。が、結局は千葉の語学力、交渉力、不屈の精神力を高く評価し、「理想」を掲げる千葉のスタンスを支持した。

  • 大杉漣

    大杉漣
    植田啓三役

    沖縄返還交渉時の駐米大使。強国である米国の論理に従うのは当然だ、という思考回路を持ち外交官としての職務を全うしてきたタイプ。外務省を退官後、最高裁の判事となる。

  • 石橋蓮司

    石橋蓮司
    屋良朝苗役

    1902年(明治35)生まれ。沖縄返還交渉時の琉球政府の行政主席(今の知事にあたる)。政治家になる前は、教師として「沖縄の復興は次代を担う若者を教育の力をもって育てる事にある」と教育に力を注いだ。昭和43年(1968)、初めての公選による行政主席となり、沖縄の本土復帰に力を尽くした。千葉は、米国との返還交渉の進捗状況を屋良に説明する為、何度も沖縄に足を運んだ。復帰後も沖縄県知事を2期務めた。

スタッフ

監督:柳川強
プロデューサー:西脇順一郎
脚本:西岡琢也
音楽:大友良英
語り:仲代達矢
原案:宮川徹志「僕は沖縄を取り戻したい異色の外交官・千葉一夫」(岩波書店刊)

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